女性の疾患

女性の疾患について

女性疾患とは、女性の身体に起こる特定の疾患のことです。
例えば、女性ホルモンの分泌量が安定しない思春期には、月経痛やPMS(月経前症候群)などの月経トラブルに注意が必要です。
また、老年期では、生活習慣病や膣炎などにかかりやすくなります。このように、様々なライフステージにおいて、発症リスクが高まる疾患が異なります。原因も、生理回数の増加や身体の冷え、栄養不足など様々です。
そのため、女性一人ひとりの身体の悩みに寄り添い、血行の改善や不調の原因にアプローチしていきます。
鍼灸や整体などを組み合わせた施術で、女性疾患の根本改善と健康をサポートします。

鍼灸による女性疾患への効果

女性疾患の根本改善には「鍼灸」をお薦めしております。
鍼で身体の様々な部分に存在するツボを刺激すると、内分泌系や免疫系、自律神経に作用し、滞ってた血行が促進されます。
人間が本来持っている自然治癒力が高まり、症状の改善が期待できるのです。鍼は注射針よりも極細に作られており、皮膚への抵抗が少なく、痛みもほとんどありません。
また、灸の温熱効果は身体を内側から温められます。免疫機能や代謝が高まり、病気に負けない身体が作られます。副作用が少なく、女性にも優しい治療法です。

鍼と灸を組み合わせることで、ストレスによる自律神経の乱れを整え、身体の様々な不調の改善が期待できます。
特に、当院には女性鍼灸師が在籍しており、リラックスした状態で施術を受けていただけます。女性ならではのお悩みのご相談にも対応しておりますので、安心してお越しください。

鍼灸は非常に気持ちの良い施術です

鍼(針)と聞くと、馴染みのない患者さんにとっては「注射針」のようなものを想像する方もいらっしゃるようです。しかし、鍼灸で使うタイプは髪の毛ほどの細さ。毛抜きで毛を抜くよりも痛みはありません。ただ、施術を受けたことの無い方にとっては、不安感が強く、なかなか治療まで踏み切れない方もたくさんいらっしゃいます。

そのため、当院では鍼灸メニューを取り入れた当初から、痛くない鍼の打ち方や直接肌を熱しないタイプのお灸があることをお伝えしてきました。「鍼灸は非常に気持ちの良い施術」と思っていただけるよう、ネガティブなイメージの解消に努めています。

日常のイライラや胃腸の気持ち悪さ、身体のほてりなどは病院に行っても詳しい原因がわかりません。鍼灸は、薬や手技では届かない部分にアプローチし、現代人が抱えがちな「未病」を解決する鍵になるのです。少しでも不調が起きたら、是非当院までお越しください。

女性特有の疾患

月経痛

月経痛とは、月経血を子宮内から体外に押し出そうとするホルモンの働きによる、女性特有の生理現象です。
月経の期間は子宮が強く収縮し、腰痛や体の倦怠感を引き起こします。また、血液の流れが骨盤を中心に滞り、下腹部に鈍痛を感じることもあります。
施術では経穴(けいけつ)と呼ばれる、身体の様々なツボを優しく刺激。
体のバランスを整えながら症状の緩和と改善を目指します。

治療経穴例

  • 血海(けっかい)
    位置

    膝の皿の内側、縁のあたりから指3本分あがったところで、押すと痛みを感じる箇所。

    効果

    滞った血液の流れにアプローチし、血行を促進させます。
    下半身が温められ、冷え性にも効果があります。

  • 合谷(ごうこく)
    位置

    手の親指と人差し指の間、付け根部分で押すとくぼみがあり、痛みを感じる箇所。

    効果

    痛みに効く、万能のツボとして知られています。
    月経痛、頭痛や歯の痛みなどにも効果があります。

冷え症

「足先が冷え、靴下が手放せない」「手先がジンジンと痛む」などのお悩みは、冷え症かもしれません。
症状が続くと、貧血や低血圧症、月経の周期にも悪影響を与える恐れがあります。
原因も、血行不良や自律神経の乱れ、栄養が偏った食生活など様々です。施術では、血行の促進を目指します。また、ご自宅でもできるケア方法や生活習慣の改善についてもアドバイス可能です。女性に多い冷え症のお悩みは、当院にお任せください。

治療経穴例

  • 太渓(たいけい)
    位置

    くるぶしの骨の一番高い部分とアキレス腱の間、少しへこんでいる箇所。

    効果

    冷え症やむくみに効果があります。
    また、女性の場合、月経痛を和らげてくれます。

  • 湧泉(ゆうせん)
    位置

    足の指をグーにした際、土踏まずのやや上、一番へこんでいる箇所。

    効果

    疲労回復やリラクゼーション効果があります。
    また、足の冷えを取り、血行を促進します。

更年期

女性の多くは、月経が完全に停止する「閉経」を45歳~55歳の間に迎えます。この約10年間の期間を更年期と呼び、不眠や倦怠感、顔のほてりなど、全身の様々な不調を引き起こします。
更年期の主な原因は、閉経によって卵巣から女性ホルモンの分泌が減少し、ホルモンバランスが崩れることです。

当院では、施術前に患者様とカウンセリングをおこない、現在のお悩みや不調の状態などをお伺いします。
そして、ヒアリングした内容に応じて、適切な施術法をご案内。鍼や灸、手技による身体の調整など、様々なメニューをご用意しております。

「どこに相談すべきか分からない」「身体がダルい」などでお悩みの場合は、お気軽にご相談ください。

治療経穴例

  • 百会(ひゃくえ)
    位置

    頭の頂上で、押すと少しへこむ柔らかい箇所。

    効果

    頭痛やめまい、に効果があります。また、自律神経を整えるため、ストレスや不眠症などを和らげてくれます。

  • 太衝(たいしょう)
    位置

    足の親指と人差し指の骨が交わる箇所のくぼみ部分。

    効果

    ストレスによる胃腸の不調を改善し、血流も促進してくれます。他にも、目・肩・腰のコリにも効果的です。

不妊

ストレス状態が続くとホルモンバランスが乱れます。
身体の血流が停滞すると冷えの原因になり、妊娠の妨げにもなるのです。
当院の施術は、母体の健康と元気な赤ちゃんを産むための体質改善を心がけております。また、リラックスした時間を過ごしていただくためにも、アースカラーを基調とした、プライベートな施術ルームもご用意しております。
「妊娠できないことが不安」「自分の体の状態を知りたい」など、不妊に関するご相談もお任せください。

治療経穴例

  • 関元(かんげん)
    位置

    おへそから指4本分下がった箇所。
    丹田とも言われています。

    効果

    月経痛を緩和させ、子宮内の血行改善が期待できます。
    温灸で温めてからツボを刺激すると、より効果的です。

  • 三陰交(さんいんこう)
    位置

    内くるぶしの一番高い所に小指が来るように手を置き、人差し指が当たっている箇所。

    効果

    胃腸の働きを整え、胃もたれや消化不良を防止。月経異常の改善、不妊にも効果があります。

よくあるご質問

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